「青い鳥」を見てきました2008年12月02日 05時45分42秒

昨日、映画「青い鳥」を見てきました。
1日で映画の日ということもあり、平日でもそれなりに人が入っていました。
原作をほぼ忠実に再現している感じで、それはそれでいいのですが、元が短編だけに、映画化は難しいものだなと感じました。
いくつか、映画のオリジナルな部分があり、特に村内先生自身が過去の教え子の異変に気づいてやれなかったトラウマを持っていると思わせるシーンがありました。映像ならではの手法で、心の痛みが伝わってきました。村内先生、誠実だなと思いました。
子どもの幼稚園に行かなければいけないこともあって、慌ただしかったのですが、見て良かったです。

公園にて2007年11月05日 05時27分38秒

昨日、公園に行きました。
公園にある、土管くらいのサイズの木でできた小部屋で、子どもが遊んでいました。小さな窓があるので、そこからお店屋さんのようにして、楽しそうに。

そこへ、男の子がやってきて、「入れて。入れてくれなかったら殺す」の言葉。唖然としている我が子の方へ葉っぱを次々に投げてきます。
「他へ行こう」と子どもは他の遊具へ移動させました。父親がすぐ後ろにいて、一言「お前、おどすなよ」。
さらに驚きました。それでは、子どもは何もわからず、同じことを繰り返します。してはいけなかったことを確認して、どうするべきかをきちんと教えなければ、何も変わらないでしょう。
そんなことを考えましたが、その父親には何もいいませんでした。何も言われないから、それでいいと思ったのかもしれません。いつか誰かに注意されたときに、「そんなこと言われたのは初めて」などと言うかもしれません。
注意されないというのは怖いなと感じました。でも、いわゆる「逆ギレ」の世の中。言えないですよね。

こんなにいい天気の公園でしたが、ちょっと残念でした。

言語の脳科学2007年11月03日 05時42分32秒

酒井さんは、この本で「第56回毎日出版文化賞」を受賞しています。
厚い本ですが、読んでいるうちに引きこまれていく内容です。

個人的には第11章の「手話への招待」が興味深かったです。

「手話の脳での処理は、基本的に音声言語と変わらないと考えられている。」
そうで、手話の失語症も起こるそうです。

この章の最後に、手話での「ありがとう」にふれています。

感謝の表情をして、頭を軽く下げながら。ゆっくり表現すると、「たいへんありがたく思う」の意味になる。
目からウロコが落ちる思いがした。言葉は心から生まれて心に返るのである。

言葉が通じているようで、上滑りしているように感じる時があります。心に染みいる文です。言葉だけでなく、全身で心を込めて伝えたいと思いました。 
酒井さんを取材した話を詳しく書いているこのページ↓も面白かったです。
脳は文法を知っている
http://www.mayq.net/sakai.html